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幸せになろう!ダイアリー a letter about my daily life

幸せになろう!ダイアリー a letter about my daily life

プロ試合観戦記 世界タイトルマッチ③

―メインカード WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ― 
⑪チャンピオン ヨーダムロン・シンワンチャー(タイ国)VS 同級6位 佐藤修(協栄) 12回戦
 佐藤選手は今年の2月にWBCの王者に挑戦しているのですが、ドロー(引き分け 実質上の敗北)でベルトを逃しています。相手が再戦に応じてくれないので、WBAに挑戦することになりました。脂がのっているうちに、闘志がそがれないうちに また試合をさせるという思惑も金平会長にはあると思われます。
 私としては、ボヤボヤしていると 佐藤選手がそのうち引退してしまうような気がしていたので、ここが旬とばかりに 思い切って会場に足を運んだ次第です。

 5月18、19日は 日本のプロボクシング界にとって、意味のある日なのだそうです。18日に世界チャンピオンになった選手がいて、19日は日本初の世界王者が誕生した日(白井さん)なのです。そんなわけで佐藤選手が18日に試合をするのは縁起が良いということも言われていました。
 私としては青い色のグローブを使用するということで「勝てるかも」という予感を呼び起こしました。

 16:15~くらいから、選手の入場です。
 ヨーダムロン選手の選んだ曲は、タイの流行歌という感じでしたが、若々しい彼のイメージに合っていました。でもなんとなく謎のリズム&旋律でした~。
 佐藤選手の曲はケンイシイという人に作曲してもらったそうです。可もなく、不可もなくといった感じで(格好イイですけど)。私だったら……何を使うかなぁ?(やだねったらやだね~♪とか?)ヨーダムロンさんはその曲に合わせて身体を動かしていましたよ~(若い!21歳の輝きが彼にはありました。佐藤選手は枯れています 地味な人なので……)
 タイ陣営はとにかく明るくて、サテンもガウンもみなお揃いで似合ってました。国家斉唱のあとも「ヤーヤーヤー」とか言って、カワイイ~。年中暖かい国っていいなぁ~。
 佐藤選手は登場した時、あまりに格好良くて みな溜息ついていましたね(私も)。黄色い通気性の悪そうなエナメル地のガウン(爆)で フードをかぶって歩いてきました。「渋~い~」ウエストも細くて、減量して絞って来たぁ~って感じ。太ると超美男なんですけど、試合の時は顔が怖~いネ。

 当日の日記より  5月18日(土) ボクシングの試合をなぜか観に行きました。国歌斉唱の時に起立して国旗の方を向いて下さいと言われ、佐藤修選手は私の後ろ姿&ストレートな長髪を見てくれたと思うの~♪(爆) 
 前日美容院に行って アイロンで髪をのばされました(傷むヨ~~)


 TV中継のCM時はWBAの役員の紹介や試合認定(計量がどうのとかそういう話)をリング上でしているんです。

 さて、試合ははっきり言って佐藤選手は 判定だったら、負けていました。新聞に載っているジャッジの点数を見ても、ヨーダムロン選手の優勢さがはっきり出ています。よくぞ、倒れてくれたというか、本当にKOでやっと勝てた……。3ラウンド目くらいまでは 佐藤選手はパンチが当たらなくて 元気がなかったそうです(あれれっ?って感じでした)。
 ヨーダムロン選手はアッパーやボディのパンチに慣れていないようで、佐藤選手のそれが決まり出すと、ダメージが蓄積してしまったようです。脇腹に入ったパンチで気絶しちゃったんです(私は会場で観ている限りはどうして倒れたのかが分かりませんでしたが、VIDEOで確認しました)。しばらく起きなかったので、超心配でした(けいれんしていたそうです~)。若くて、可愛い選手なんで、カワイソーでした。もっと頑張って実力を出して欲しかったのですが……。2~3日前から 雨で寒かったこともあり、調子が出なかったようです(元気出して、タイに帰ってネ~)
 そんなわけで、佐藤選手のパンチが決まり、見事王座獲得です。でも今のままの試合運びでは 防衛は難しいです。もっと戦略を練ったボクシングをしないと。私が思うに、彼は物凄いアガリ性に見えました(新聞には精神的に強いとか 書かれているけど、どうかなぁ~)。ボクシングは相手に向かってナンボです。相手が強いからといって、ひるんでいてはダメですっ。パンチが決まらないと「あれっ?」って落ち込んじゃう様子が伝わってきましたよん。
 試合前には選手はさすがに神経質になるようで、それをあやして、なんとか闘わせるセコンドさんも大変ですよね~(佐藤選手は試合途中で弱気モードに入っていましたから)
 ヨーダムロン選手は7ラウンドで2回ダウンしたのですが、タイのジムの会長さんは8ラウンド目は闘わせるのをやめようかどうか迷っていたようです。でも本人が「やるッ」って出ていっちゃたんです。それで、セコンドさんがマウスピースを慌てて上下逆に口に入れたりして、大変そうでした。まさか、王者がダウンするなんて、思わなかったのでしょう。でも、一つだけ。VIDEOで確認したのですが、インターバル(休憩時間)で水を飲ませてました。吐き出させた方がいいです(お腹にチカラが入らなくなります)それが敗因なのかも……。
 タイ陣営はお金が無くて、日本に来てからも 協栄ジムにロープ(縄跳び用)などの道具を借りていたりして、貧乏臭い。昨日も靴や靴下の調子もあんまりよく無さそうで、ギリギリのところで闘っている感じがしました。なかなか万全のコンディション作りをするのは難しいと思いますが、また頑張って勝ってお金持ちになって欲しいです。
 
 チャンピオンベルトはヨーダムロン選手のもので、佐藤選手には身体に合わせて作った新しいものが 後日届くそうです。マスコミへのサービスで 人のものを借りて 腰に巻いたり、写真を撮ったりしましたが、ジムの人はタイ陣営に平謝りだそうです(私からもゴメンネ~)

 佐藤選手は試合後にTVに出演してお話しをさせられていましたが、右耳の腫れた部分から血抜きを出来なかったそうです。TV局の都合よりも、傷のケアのほうが大切だと思うけどな。

 リングサイド席の前から2列目には、4月30日に後楽園ホールでの試合で負けた さんちゃん(坂田健史選手)が座っていました。彼は前日の計量に付き添ったり、当日も佐藤選手のお世話をしていたようです。試合後なので、ちょっと太りましたね(色白)。試合が終わったら、佐藤選手が外したグローブを渡されてずっと持ちながら、リングの角にしがみ付いて、佐藤選手がインタビューされる様子を 腰に巻かれたベルトを 羨ましそうに見ていました。そういうのを私は見逃さないのだぁ~。さんちゃんも一試合一試合を大切に勝ち進んで、いつか世界タイトルに挑戦して下さい~!相手に向かっていく、ナイスファイトなあなたのボクシングが 私は好きです! 佐藤選手は世界チャンピオンになったので、ま、いいとして、これからはさんちゃんが世界タイトルを獲るまで、見守るぅ~(かも知れません 爆)さんちゃんの後援会(←連絡先は近代将棋編集部まで ← これは私にとってはかなりキツイ~ 確執あり…)にあの「団鬼六」が名を連ねているそうです。私も入りたい(でも入れない 爆)

 TV解説は元世界ミドル級王者の竹原慎二さん(ジャージ姿、Gパン私服姿、タキシードでまさに七変化でしたネ)元WBA世界Jrバンタム級王者・協栄OBの鬼塚勝也(←よく見るとすんごい名前です)でした。鬼塚さんはTVで見るよりも実物の方が格好良くて、あまりにも美しい、芸術品のようなお顔立ちでした(本当、キレイでした)。男性から見ても格好イイ人なので、世界タイトルを獲得した後に、協栄に入門者が殺到したくらいなんですけどね。現場レポートは元WBA世界スーパーフェザー級、ライト級王者畑山正則さんでした。他にも、元プロの方々を目撃しましたが、皆さん、細い、冷静、静かでした。私もそうなりたい~。たくさんトレーニングしたからかな?それとも、もともと美形なのかも。

 5月18日の11試合を振り返ってみると、人が倒れるのを見るのって、なんか辛いものがありました。どのパンチが効いたのか、素人目では分かりませんが、アッという間に いきなり倒れるのです。とても悲しい瞬間でした。みなさん!倒れないために、もっと練習&食事&休息です!
 でも 頑張ってもそういうことは多々あるみたいで……。
 試合を観ていて 楽しい~って感覚は無くて、「なんか大変そう~」って感じでした。リングに実際に上がってみないと分からないことの方が多そうで、所詮 私は傍観者でしかありません(謙虚~)。
 さいたまスーパーアリーナは、結構狭かったです。

 家でVIDEOを見ていたら、どうもリングサイドの席(私の居た前方)にダウンタウンの松本仁志さんがいたような気がするのです。もしや、あの細身の身体は、ボクシングで絞ったものなのでは……。頭を坊主にしだした頃からかなぁ~。もしそれが本当なら、スゴイことですね。いつもスーツを着て仕事をしていますが、細いですものね。
 
 名護明彦くんがアメリカで勝利したとの情報が入っています。この人、注目ですよ。 

 (2002年5月19日 記)
  


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